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在宅注射の問題点

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うっちー薬局は在宅薬局。

最期を自宅で過ごしたい。

そんな患者さんたちの手助けになれるよう、日々奮闘してイル(´Д`)フンッ

今日は訪問看護師さんからこんな電話がかかってきた。

看護師さん:セレネース注を生食注50mlに混ぜてから、どのくらいもちますか?

混注後の安定性の質問でふね(´Д`)ウム

インタビューフォーム情報では、生食注との混注試験は24時間までしかナイ(´Д`)ウゥ

セレネース注と生食20ml、500mlとの配合変化は問題ナシ。

ただし、生食3mlまでの少量混合は結晶が析出してしまう(´Д`)アブアブ

うっちー:試験データが24時間までしかナイので、それ以上は薬の安定性が保たれるか分かりません(´Д`)ゴメム

看護師さん:そうですかー。医師から、セレネース注と生食注を混ぜておいて、夜間の不穏時に使用するよう医師から指示が出てるんです。でも、夜間に不穏がなかったら、その注射薬は次の夜も使えるのかな?と思いまして。

なるほど、ナルほど。

セレネース注と生食注を混ぜるのは、日中訪問してくれる看護師さんがヤル。注射針を使うカラネ(´Д`)アブナイ

夜間、混注された点滴薬を患者さんに繋ぐのはご家族。看護師さんが作ってくれた点滴薬に、プラスチックの針を刺すダケ(´Д`)カンタン

↑高カロリー輸液を24時間点滴してるので、点滴ルートはできている患者さん。

うっちー:試験データが24時間までしかナイので、その先は保証できないんです。スグに効き目がゼロになることはないでしょうが、安定性や細菌繁殖のリスクも出てくるノデ、どのくらいの期間で捨てるかは医師と取り決めをしておいた方がイイと思います(´Д`)

看護師さん:そうですか。。。24時間しかデータがないことを医師に伝えてみます。

点滴の混注データはほとんどが24時間までしかナイ(´Д`)ウウ

病院なら薬剤師が毎日点滴を作って、病棟に届けるカラ24時間のデータで充分。

医師も看護師さんも24時間、いてくれるから、トラブル対処もバッチリ。

だけど、自宅で点滴となると一気に難易度が上がる(´Д`)グハァ

医師、看護師が毎日訪問スルのは難しい。

薬剤師も毎日点滴を届けるのは難しい。

そもそも、訪問できる回数が決まってイルから、それを超えて訪問すると赤字になってシマウ(´Д`)ウゥ

だから、次回訪問まで点滴混注したものを自宅で保管して、ご家族が必要分を取り出してセットしたりスル(´Д`)スゴい

なので、必然的に点滴薬は数日置いておくことにナル。。。

看護師さんが自宅に置いてある点滴をセットの時は、外観変化はチェックしてくれるモノノ、、、安定性は正直ワカラナイ(´Д`)ウゥ

試験データがナイなかで、手探りでやっている状態。

早く、在宅向けに長めの試験データを取る時代になってほしいものデスネ(´Д`)ハフウ

ちなみに、混注の書籍にセレネース注1Aと5%ブドウ糖液50mlを混合後、室温、着色瓶で38日間安定だったデータあり。と記載がアッタ。PabMedに文献が載っていたので、医師にも報告。(´Д`)生食注より糖液の方がヨサソウ

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